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ジャニーズと芸人の兼オタが『スタタン(関西ジャニーズJr.のお笑いスター誕生)』を見ました

 
 
このテーマ何番煎じなんだろう…という疑問は置いといて、久々に書いてみたいと思います。

 

ちなみに私は関ジャニ∞の村上くん担当、他にジャニーズWESTの中間くんとLove-tune美勇人くんを推しています。関東在住だし、今の家では少クラもまいジャニも見られない。つまり完全に関ジュは守備範囲外(今回の主要5人と文ちゃん、道枝くんはわかる)で、ツアーバックについてくれた子でさえあまり把握できてないのですが、どうしてわざわざ早朝の新宿にまで映画を見に行ったのか。
 
Twitterのタイムラインがね…すごかったんですよ。
 
ツイートやRTがずーっとスタタンスタタンって…初めは何の略称かもわからなかったし、どこ取ってスタタンになるのかもよくわからなかった。でも面白い!お笑い好きは絶対見た方がいい!というツイートを数多く目にするにつれて、これほんとに見に行くべきなんじゃ…?という疑問が浮かんできました。
 
そこで七那(@n7yade)さんに背中を押されて、鑑賞を決めたわけです。というか私のTLでスタタンをダイマしてたのこの方でした。
しかし問題が。検討し出したのが公開から2週間後、その週の土日は27時間TVでテレビの前から離れられない(自担の番組が一番大切)。そうこうしているうちに最寄りの映画館では公開終了、新宿でも平日の朝とか絶対無理でしょ…。縁がなかったのだと諦めかけていました。
しかし新宿で応援上映が決定し(初ではしんどいと思ってパスしましたが)日月の早朝に通常上映する、とのことで無事見ることができました。
一言で言うならめちゃくちゃよかった! 
 
ということで、ここから箇条書きにはなりますが兼オタ的スタタンのおっ!と思ったポイントです。ちなみに私は東京吉本の今年14年目になる芸人さん*1推しており、松竹の芸人さんには全く詳しくありません。なので語尾にはすべて『(吉本の場合)』と付けながら見ていただければと思います。
ここからはネタバレを多く含むのでご注意ください。まだ見てない方は今すぐ!この画面を閉じて映画館に行きましょう!
 
 
 
①とにかくネタがリアル
元芸人さんが脚本、漫才も書いているということでネタの題材もファミレスやらゾンビやら音声ガイダンスやらは若手の漫才で大量に見る設定だったり、旅館でネタする時に2本のネタを繋ぐとか営業でよくある…繋ぎ方上手いと知ってる人はおおってなるやつ…とか首もげそうなくらい頷けました。ピンクらくだの出オチで勝負する若手感は異常。レッドカーペットとか出ておかわりされてそうです。
 
②キャラ設定がリアル
エンドレスもピンクらくだも実際にいそうなんですよね…。俺らが一番おもろい!って尖ったボケを優しく支える女房的な突っ込み(しかもスーツ)ってよくあるよくある。ピンクラクダはコント設定の突飛性も考えるとジューシーズっぽいかなと思ったんですが、大村のリアクション芸で売れた所を見るとパンサーかもしれない。ネタで評価される感じじゃないのもそれっぽいです。
あと、木下真砂(コンビ名なんですか?)の二人のボーダー衣装とかもなんか見覚えあったりとか*2。余談ですが私がこの中で推すならこのコンビです。木下(演じるのはリア恋メーカーで有名な正門くん)の「言うてみ?」に痺れました。優しく諭していながら実は1ミリも心がこもってない突っ込みしそう…そう、相席スタート山添さんみたいに…。
 
③台詞もリアル
私の中で一番刺さった台詞が、高浜(西畑くん)が稲毛(藤原くん)の書いたネタ没にして「自分で書いた方が楽」って言った所なんですけど…これどっかで聞いたぞって…。まぁそれはともかく、主にネタ書く方にありがちなんじゃないかな。
他にも『バイトがあるからネタ書けない』とかね…若手はお金がなくてバイトに明け暮れてるイメージ(その割に貧乏っぽくなかったのはジャニーズ映画だから?プレゼントや差し入れで生きてる?)エンドレスはそこそこキャリアがあってあの風貌と芸風ならしおりちゃんみたいに濃いファンが結構ついてそう。色々とライブがあって小忙しいのにバイトする時間がなくなって困窮したりとかするのかな…。
 
④相方との関係がリアル
相方ってある意味特別な関係じゃないですか。家族以上、伴侶以上に一緒にいる時間を共有していく二人だけで完結した関係。エンドレスの場合はそこに『親友』がプラスされている。いつのまにか『仕事仲間』という肩書きにかき消されてしまいがちなそれが、エンドレスは『相方である前に親友』と結論付けられたのがよかったんじゃないかな。
Twitter上で『エンドレス=アームストロング説』がありまして、妙に納得したんですよね。アームストロングというのはもう解散してしまったコンビなのですが(詳しくはググってください)元々親友同士で、でもだんだん会話がなくなって解散の時に『何年も口きいてない』との発言があったり…。
でも、どこのコンビにも危うい瞬間があった/あるんだろうなとも思います。
個人差ももちろんあるんですけど、ファンって贔屓のネタやフリートークの端々から『解散』の二文字が見えることがあると思うんですよ。特に漫才コンビはそれが顕著。いつもと同じ流れなのに上手くいってなかったり、噛んだりネタが飛んだ(忘れた、止まった)時にフォローもせず降りて(ネタをやめてフリートークなどで繋ぐ)しまったりとか、トークで相方がすべった時に助け船が出されないとか、ピンで出演しているライブでの言動とか。そういう場面を目にした時に大丈夫?上手くいってる?と不安を感じることがあって。エンドレスのファンもそんなもやもやとしたものを抱えて二人を見たのかな…と思いを馳せてしまいます。
 
⑤結末はキラキラのファンタジー
ラストの漫才からの告白シーン。最後の漫才は旅館の客からしたらなにこれ?笑う所?だろうなぁとは思ってしまった。でもものすごく感動して、割とマジで泣きそうになりました。稲毛が笑ってくれて本当によかった。
エンドレスのファンからしたらいつの間にか仲直りしていい感じで漫才やってて、二人は恥ずかしいからトークライブで喋ったりはしないだろうし、なにかターニングポイントあったの?って思ってるうちに木下真砂あたりがネット配信とかで喋って漏れそうです。『そんな大事な場になんで立ち会えなかったんだ…』って歯噛みするよね…まぁその配信が切り取られてヤ〇ーの映像トピックスになったりして一気に知名度が上が…いかんいかん会社が違う*3!すみません。
これから、エンドレスが売れるとは限りません。賞を取ったからってゴールでもない。でも5年後10年後また違う壁にぶつかった時にお笑い強化合宿のことを思い出して、またお互いの気持ちを再確認できるんじゃないかな、と。そこで選んだ答えが別離でも、決して無駄にはならない気がします。
今回は触れられなかったけど、売れないまま支えてくれた彼女と結婚を考えて、子どもができたりとかすればまた違う問題が発生するんですね。見果てぬ夢を追いかけるべきか、嫁と子どもの幸せを守るべきか。そんな局面に立たされても、エンドレスならうまいこと乗り越えてくれると思います。だって二人は『親友』だから。
 
 
 
それにしてもEDのおみハピって超いいですね!ちびりゅかわいいし!(唐突)
というわけでやっぱり『お笑い好きは絶対見た方がいい!』は本当でした。私からもおすすめします。ジャニーズ好きもお笑い好きもその他頑張る誰かさんの背中を押したことのある人みんなに見て欲しい映画です。新宿でまだやってます!
輝く素敵な未来が私の推してる芸人さんにも、あなたが担当してるジャニーズにも、夢に向かって進む全ての人に訪れますようにと願って。

*1:エゴサするタイプの方なのでコンビ名は伏せますが、過去の記事を見るともろバレです

*2:パイプ椅子

*3:よ〇ログ